Atomには自動的に最新バージョンにアップデート(アップグレード)する機能が付いていますが、Homebrew CaskでAtomをインストールした場合は、自動アップデートをするとAtomがHomebrew Caskの管理から外れてしまいます。

Homebrew Caskの管理から外れないように、Atomをアップデートする方法について、調べてみました。

1.   Homebrew Caskを使ったAtomのインストール

まずは、Homebrew Caskを使ったAtomのインストール方法について、確認しておきます。

1.1.   Homebrewのインストール

Homebrewは、macOS用のパッケージマネージャーです。

Homebrew公式サイト(日本語)に書かれている通りに、下記を実行します。

このスクリプトをターミナルに貼り付け実行して下さい。

/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

スクリプトは何をするのか説明し、実際にインストールを実行する前に一度中断します。

1.2.   Homebrew Caskのセットアップ

Homebrew Caskは、Homebrewの拡張機能です。

Homebrew Cask公式サイトに書かれている通りに、下記を実行します。

Get Cask

$ brew tap caskroom/cask

1.3.   Atomのインストール

Homebrew Caskを使って、Atomをインストールします。

$ brew cask install atom

2.   Atomの自動アップデート機能を止める

Atomが自動的にアップデートしないように、設定を変更します。

  1. Atom メニュー → Preferences ... で設定画面を開く。
  2. Core 設定の Automatically Update のチェックボックスをOFFにする。
Atom Automatically Update

3.   Homebrew CaskでAtomをアップデートする

brew upgrade では、Caskのアプリは自動的にアップデートされないので、下記のように一度アンインストールしてから再インストールをします。

$ brew cask uninstall atom && brew cask install atom

3.1.   一度アンインストールしたら設定が消えたりしないか?

Atomの設定やパッケージは ~/.atom に保存されているので、brew cask uninstall atom では消えません。