iPhoneが勝手にスリープ/再起動を繰り返す時に試してみるべきこと

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12/2未明から、iPhoneが勝手に何度もスリープ状態になり/再起動して、パスコード要求画面になる現象が発生しています。その原因と対処方法についてまとめました。

1.   起こっている現象

  1. iPhoneの画面が黒くなり、中央に処理中のマークが表示される。

    iPhone sleep screen shot 02

  2. しばらくすると、パスコード要求画面になる。

    iPhone sleep screen shot 02

  3. パスコードを入力(あるいは指紋認証)すると普通にスリープから戻るが、しばらくすると、また1.から同じ現象を繰り返してしまう。

実際にOSが再起動をしているかどうかは不明です。

1.1.   発生が確認されているiOSバージョン

少なくとも下記のバージョンでは、当該現象が発生しているようです。

  • iOS 11.1.2[3]

1.2.   発生しないことが確認されているiOSバージョン

下記のバージョンでは、当該現象が発生していないようです。

2.   原因

3.   対処方法

3.1.   iOSを11.2にアップデートする

この不具合が修正された、iOS11.2が早速リリースされています。iOSを11.2にアップデートすることで、問題は解消するはずです。

3.2.   アプリの通知をオフにする

アプリの通知をオフにすることで現象が解消されるようです[4] [6]。

問題となっているアプリの通知だけをOFFにすれば良いはずですが、原因アプリを特定できない場合は全てのアプリの通知をオフにした上で、どうしても通知が必要なアプリだけをONにしてみましょう。

  1. 設定アプリを開く。
  2. 通知をタップ。
  3. アプリ名をタップして、各アプリの通知設定画面を開く。
  4. 通知を許可をOFFにする。
  5. 全てのアプリで3.〜4.を繰り返す。

3.3.   日付を12/1以前に戻す

iPhoneの日付を12月1日以前に戻すと解消するという報告もあるようです[8]。

ただ、これは副作用が大きそうなのであまりお勧めはできません。多くのアプリは、iPhoneの時計が正しいことを前提にして様々な処理をしていそうだからです。

  1. 設定アプリを開く。
  2. 一般をタップ。
  3. 日付と時刻をタップ。
  4. 自動設定をOFFにする。
  5. 時間帯を日本以外にする。

4.   効果がなかった方法

自動ロックの設定をオフにすると解消する、と書いてある記事も見つけました[7]が、試したところ問題は解消しませんでした。そもそも別の現象についての記述かも知れません。

5.   問題が発生すると言われているアプリ

「繰り返し設定のあるローカル通知」を組み込んであるアプリが該当するとのこと[1]ですが、具体的には今のところ下記のアプリの名前が挙げられています。

「繰り返し設定のあるローカル通知」とは、インターネット経由でサーバーからくる通知ではなく、アプリ内で指定した時間などに表示される通知です。とは言え、見た目上は区別が付きませんが下記のポイントである程度判断できそうです。

  • メールやiMessage、Lineが届いた時に来る通知は、「繰り返し設定のあるローカル通知」ではない。
  • アプリ内で設定した時間に定期的に来る通知は、「繰り返し設定のあるローカル通知」の可能性が高い。